3DCG制作におけるPhotoshopの役割と利用例

3DCG制作におけるPhotoshop(フォトショップ)の役割と利用例

3DCG画像編集の技術は今や切っても切り離せないものになりました。

 

テクスチャ制作において、ポストプロダクションにおいても作品をグレードアップさせるために大活躍してくれます。

 

今回はその画像編集ソフトの代表格ともいえるアドビフォトショップのご紹介をしたいと思います。

 

 

3DCG制作におけるPhotoshopの役割

 

フォトショップは本来DTP用ソフトであり、雑誌や広告における写真の編集・イラストの制作を手掛けるためのソフトでした。

 

ですがCGにおいてはもっぱらテクスチャ制作に用いられます。テクスチャはCGをよりフォトリアルに魅せる為に必須な技術ですから、多くのCGクリエイターにとってはフォトショップの使用頻度と依存度は高いです。
またレンダリング結果を出力した後の総仕上げ「ポストプロダクション」に用いられます。

 

 

フォトショップでのテクスチャ制作

 

テクスチャの作成方法は作ろうとする作品のタイプや、その人の好みによって変わります。

 

例えば実写的なものをCG制作する場合、適用するテクスチャは実写写真を少し加工したものを使えばかなりリアルな質感が表現できるでしょう。

 

ですが例えばアニメ調のものをCG制作する場合は、本物の写真を使ったらミスマッチです。なのでこういう場合アニメ調の質感に合うようにフォトショップで1から自分で作ったりします。

 

当然ながらほぼ全てを自分で作る場合時間がかかりますが、多機能のフォトショップを使えばそれを最短に抑えることができます。

 

プラグインによる機能の拡張

フォトショップはプラグインが豊富なため機能の拡張も容易です。

 

痒いところに手が届かないと思ってもプラグインを使えば解決することも多々あります。

 

下記動画で紹介されているの写真をよりいっそう輝かせるExposureというプラグインです。

 

フィルム撮影独特の質感を出す事もでき、私も個人制作のポストプロダクションにはよく利用させてもらっています。

 

フォトショップのプラグインExposure 6 でできること

 

最新版Photoshop CCに関して(月額プランまたは年間プラン)

 

ちなみにこれからアドビ製品の購入を考えている方は注意です。

 

というのも最新版のCCから全てダウンロード販売+月額制になったからです。

 

最新版を使っている限り毎月お金を払い続けなければなりません。

 

自分はそれが億劫なのでCS6のままです。まあいつかは加入するかもしれませんが・・・。

 

加入するとしたらコンプリートプランをお薦めします。月額5000円でアドビのクリエイティブ系ソフトは全て使えるのでお得です。

 

単体ダウンロード購入する場合
⇒AdobePhotoshop CC(通常版) 2180円/月(単体購入の場合月額プランのみです)
⇒AdobePhotoshop CC(学生版) 980円/月

 

パッケージ版をダウンロード購入する場合
⇒Creative Cloudコンプリートプラン(通常版) 4980円/月または59760円/年
⇒Creative Cloudコンプリートプラン(学生版) 1980円/月または23760円/年

 

Creative Cloudコンプリートプランとは?

After Effects,Illustrator CC,Photoshop CC,Indesign CC等が同梱されたパッケージ版

 

フォトショップを手っ取り早く覚えるには|ヒューマンアカデミーの通信講座

手っ取り早くツールを習得する方法として通信講座を利用するという手もあります。

 

ヒューマンアカデミーでは効率的なカリキュラムで無駄なく機能を学ぶことが可能です。詳細は無料の資料請求などでお確かめください。

 

補足説明

フォトショップ単体で使う場合は大してマシンパワーは必要ありません。

 

しかし3DCG制作においてはイラストレーターやフォトショップ、アフターエフェクトなど様々なソフトを同時に起動させておくということも少なくありません。

 

その場合パソコンのスペックが低いともれなくフリーズします。なのでせめてメモリやCPU、グラフィックボードはしっかりしたものを買うことをお薦めします。

 

パソコンの選び方については下記で紹介しています。
3DCG制作で失敗しないパソコンの選び方

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