Zbrushの特徴と作品集/ディティール書き込みに特化した

Zbrushの特徴と作品集/ディティール書き込みに特化した

[Zbrush公式サイト]
http://oakcorp.net/zbrush/zbrush/features/ZBrush4R6/index.php

 

今回ご紹介するのは画像処理ソフトウェアであるZbrushについてです。
ZbrushはMAYAMAXなどと同じモデリング機能を備えていますが趣は大きく異なります。

 

同じ3DCGソフトでも違うとかあるの?

 

モデリングのアプローチ方法が少し違うんですよ。

 

MayaやMaxは押し出しやエッジループで物体の形状を形造るモデリング方法

 

対してZbrushのようなスカルプト系の3DCGソフトは、元の基本形状を粘土のように形状をコネコネしながら、モデリングしていく方法をとっています。

 

スカルプトとは物体表面に凹凸情報を与えることです。

 

 

Zbrushと他の3DCGソフトとの連携

 

Zbrush単体で全ての3DCG制作工程をこなすことはあまりありません。
ZbrushにできないことはMayaやMaxと連携させて補完するのが一般的です。
連携方法としては以下のような流れです。

 

1 3DCGソフトでローメッシュのモデルを作成

 

2 モデルにZbrushに取り込む

 

3 Zbrushでディティールを描きこむ

 

4 凹凸情報を出力してバンプマップをつくる

 

5 3DCGソフトに戻りローメッシュモデルにバンプマップを張りつける

 

これでローメッシュの状態で細かい凹凸を表現することができます。

 

メモリへの負担軽減ができましたね。

 

3DCGソフトだけでモデルに細かいディティールをいれようとするととてつもないポリゴン数になります。

 

そうなるとやはりレンダリングに時間がかかってしまうし効率がよくありません。

 

そこでポリゴン自体に凹凸を加えるのではなく、ポリゴン表面に凹凸の明暗情報をテクスチャのように張りつけることができるこのようなソフトが必要になってくるのです。

 

なるほどね。だからZbrushでバンプマップを出力していたのね


 

参考動画

これは某巨人アニメの主人公の制作フローを倍速で撮影しているものです。
下絵なしでここまでのレベルになるには相当な造形力がいりますけどね・・・。

 

Zbrushの作品集

Siggraphで公開されたデモリールなようです。素晴らしい!

 

Zbrush関連の参考教材

<BLESTAR ZBrush ベーシック>


教材名:BLESTAR ZBrush ベーシック

 

価格:5,679円

 

内容:Zbrushの基本機能や応用テクニックなどを日本人インストラクターの方がわかりやすく解説してくれています。日本語という点、ボリュームの割に割安な点などからZbrushの勉強をこれから始めようとい人にはうってつけな参考資料です。

Zbrushを使うのに適したパソコンとは?

Zbrushに使うパソコンについてです。 Zbrushは3DCG制作において大変活躍してくれるスカルプトソフトです。 (Zbrushがよくわからない場合は「Zbrush」の使い方を極めようを参照) Zbrush単体でのモデリングも可能ですがよく現場で使われる用途としてはMayaやMaxでモデリングした低解像度のモデルをZbrushで読み込んでディティールを追加していく、という方法です。 んで深度マップを生成したら再びMayaやMaxに戻りUVマッピングやテクスチャリングに取り組んでいくという流れです。

Zbrush用のパソコンスペック

Zbrushでの作業は基本的にほとんどCPUで行います。 なので以外にグラフィックボードでの性能は問われないと特徴がありますね。 というのもZbrushは3DCGソフトの3D描画のAPIであるOpenGLを使用していないからです。 ほぼ全ての描画をCPUの計算のみで行っているのですね。 まああんまりこういう人はいないとは思うのですがZbrush単体でしかCG制作を行うつもりがない場合はグラボを妥協してCPUに加重を置くのが良いと思います。 まあZbrushのレンダリング機能はあまり高くありませんからお勧めはしません。 Zbrushは膨大なポリゴン数を処理しなければならないのでCPUはそれなりのものを使わなければ最悪フリーズしてしまうのでそこは気をつけましょう。

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