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ライティングとシェーダの関係

ライティングの目的というのは被写体の形状を表現すること、美しく見せることです。

 

ライティングがなければオブジェクトの形状も質感も見る人にうまく伝わりません。ライティングによってオブジェクトの形状を考える工程を「光によるモデリング」と表現します。

 

いかに本物っぽく見せるか

ライティングの肝はいかに本物らしく見せるかということにつきます。これは実写系のCGであれアニメ調のCGであれ同じことです。

 

作為をする場合であってもそれをしていると見る人に気がつかせてはいけないのです。

 

そして本物らしく見せるためには、現実世界のライティングをよく観察することが求められます。

 

何も現実世界の全ての状況のライティング効果が頭に入っている必要はありませんが、作品を作る前にその作品に良く似た状況の実写におけるライティング効果を観察する必要はあるでしょう。

 

現実の写真を参考にしてもいいですし、映画のワンシーンからキャプチャして参考にしてもいいでしょう。

 

まあとにかく色々なライティング表現をストックしておくとCG制作のあらゆる工程で役に立ちます。

 

オブジェクトのシェーダを補う

オブジェクトのシェーダを補う時にライティング効果を利用することも多いです。

 

例えば金属の物体の照り返しを表現したり、目の潤みを再現したりする場合に作為的にライトを利用することがあります。

 

特に金属類というのはシェーダによってサーフェスの特性が全く違ってきますが、最終的に特性の質を左右するのはライティングになります。

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