３ＤＣＧ制作・動画編集に最適なＨＤＤの選び方
パソコンの重要パーツの一つハードディスクの役割についてご説明します。
HDDの役割
ＨＤＤはデータを保存する為の記録メディアのことです。
私たちが扱う全てのデータはここに集約されていて必要に応じてとりだし（読み込み）ます。
ＨＤＤは３ＤＣＧ制作や動画編集において重要な役割です。
まずＨＤＤの性能は書き込みや読み込みの速度に関係しています。
ＨＤＤの速さはディスクの１分あたりの回転数で決まるのですがこの回転数は早ければ早いほど高速に読み書きができます。
ただその分消費電力も大きくなるというのを忘れてはいけません。
総消費電力に応じた電源選びは大切です。
⇒最適な電源の選び方
動画編集におけるＨＤＤの重要性
動画編集においては使用素材の読み込みや、プロジェクトの保存、プロジェクトの読み込みの際に回転数の早いＨＤＤを使っておくと作業がスムーズです。
動画素材や３Ｄデータは容量を食いますのでできるだけ容量が大きいものを選択することをお勧めします。
ＨＤＤのデメリット
ＨＤＤのデメリットとしては書き込み読み込み速度が遅いことです。
アプリやＯＳの起動に時間がかかります。
逆にそのデメリットがなく高速な読み書きができるのがＳＳＤと呼ばれる次世代記録メディアです。
アプリやＯＳの保存（起動用）→ＳＳＤ
作成データの保存→ＨＤＤ
というような使い方が非常に合理的かと思います。
ＳＳＤのメリット
ＳＳＤはHDDと同様データ保存用の大容量記録メディアです。
ＳＳＤのメリットとしては以下が言えるかと思います。
高速
ＨＤＤと違いデータの書き込みと読み込み速度がかなり速いです。
これはＰＣの起動やアプリケーションの起動速度に関係してきます。
３ＤＣＧソフトウェアは重く起動に時間がかかりますからＳＤＤの導入は効果的でしょう。
丈夫
故障しやすいＨＤＤと違いＳＳＤは丈夫です。
というのもＨＤＤは磁気ディスクにより記録を行いますが磁気ディスクは非常に壊れやすいです。
ＳＳＤは磁気ディスクではなくフラッシュメモリを使っているので壊れにくいです。
静か
ＨＤＤはディスクを常に回転させまくっているため音がうるさいですがＳＳＤはフラッシュメモリからの読み込みなのでそんな音はしません。
反面ＳＳＤのデメリットとしては・・・
容量がすくない
ＨＤＤと比べると容量不足感は否めません。おそらくＣＧソフトなどをインストールしたらそれだけでかなりの容量を使ってしまうことでしょう。
なので業務用として使う場合は起動ドライブとしてＳＳＤを使い保存メディアとしてＨＤＤを用いるというのが一般的です。
高価格
ＨＤＤに比べかなり高いです。
予算が限られた中でＰＣを組む人は起動速度などを妥協してＳＳＤは搭載しないという人は多いですね。
価格は１万円前後〜３万円前後が多いですね。
CGをやる上でSSDを導入する場合は起動ドライブとしてSSDを、データの保存場所としてはHDDを使用することをお勧めします。
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