Maya講座 第一回「モデリングは実寸で!グリッドのカスタマイズ方法」
Maya入門講座の第一回です。
今回のテーマは実寸でモデリングするには?!
ということでグリッドのカスタマイズ方法の解説になります。
グリッドをカスタマイズする方法
なぜグリッドの概念を理解しておかねばならないというと実寸でモデリングできるようにするためです。
実寸でモデリングするメリットというと
・メンタルレイレンダリングの距離計算が実寸であることから、光の減衰計算などが実寸に基づいて実行される。
・コンポジット時に大きさの調整が不要になる。
・背景制作の時も実寸に基づいてモデリングが可能なため作業がはかどる
などがあげられます。
それではグリッドをカスタマイズしていきましょう。
ディスプレイ→グリッドのオプションでグリッド設定画面を開きます。
ここの各パラメータの意味は以下の通りです。
原点から延びる黒の十字線がグリッドの本体。
そして黄色の線がメイングリッド
青色の線がサブグリッド
とします。
Length and widthは升目の数を表しています。
Grid line everyはメイングリッドを何センチごとにひくかを定義します。
そしてSubdivisionではそのメイングリッドを何分割するか定義します。
ということは・・・
単純に一升につき何センチか決めたい場合は
Subdivisionを1にして
Grid line Everyに何センチにするかの数値を入れてあげればいいのです。
あとは臨機応変に升目の数(Length and width)を変えてあげれば実寸サイズでのモデリングが可能となります。
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