観察力と造形力が求められる「CGモデラー」になるには
さきほども軽く紹介したようにモデラーというのは、工業製品やキャラクターなど物体の形状を形作る役割を持った人のことです。
実在するものからそうでないものまであらゆる形状をコンピュータ上に表現していくことになります。
モデラーに適性はある?
うーん。適正のあるなしは、ないと思いますよ。
確かにこの役割を担うにはやはり観察力や情報収集能力が問われます。
クライアント様から依頼されたものを正確に表現するのに必須な能力だからです。でもこういった能力は訓練で伸ばしていくものですから。
モデリングに取りかかる前のリサーチの重要性
作る対象を詳しく知ろうとしないまま、作業に入ってしまうと結局やり直しをくらって倍の時間がかかってしまいます。
なのでモデリングをする際にまずすることは以下の通りです。
クライアントの要望をよく聞き入れる。
クライアントに作る対象の明るさや質感、どの程度の作りこみが必要か、などしつこいくらいに聞く必要があります。
そうしなければ後で「こうじゃない」といわれることも良くあります。めちゃめちゃ面倒です。クライアントと情報を共有しましょう。
作る対象の資料集め
つくる対象の資料集めです。ネットで収集するだけでなく実際に現地に行って写真にとるといったことも必要になってきます。
ネットだけでは欲しい角度からの画像がないことも多いので。
モデラーとして一人前になるには、こうした最初の努力が肝心です。この工程を面倒くさがっていると後でもっと面倒くさいことになります(笑)
やはり観察力を養うにはデッサンの練習が必要になってきます。
学生のうちから一日15分程度でいいので鉛筆を手にして身近なものをスケッチしてみてください。
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書籍名:デッサンの基本
価格:1,944円
内容:デッサンの入門書です。物体の形のとり方や観察の仕方について、作例を示しながら初心者にわかりやすく解説されています。
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