CGデザイナの手足となるソフトウェアを生み出す「CGプログラマー」について
MAYAやphotoshopなどのCGツールを駆使して映像や静止画をつくりだす人のことを「CGデザイナー」と呼びます。
そしてそのMAYAや3dsMaxのような「3Dソフトウェア」を作る人たちのことを「CGプログラマー」と呼びます。
CGプログラマーに必要なソフトウェアは?
まず我々CGデザイナに必要なのはCG制作ソフトや映像編集ソフトですが、プログラマに必要なのは統合開発環境です。
統合開発環境というのはソフトウェアの開発環境のことでプログラムを記述していきソフトウェアの設計をする為のソフトウェアです。
世のあらゆるソフトウェアはこの統合開発環境によって開発されています。
統合開発環境にも色々あります。
アドビシステムズのAdobe Flash Builder
ボーランドのC++ Builder
Visual Studio のVisual C++
豊富なプラグインが特徴のEclipse
などなど。無償でダウンロードできるものも多いですね。
言語について
統合開発環境によって対応するコンピュータ言語が違ってその種類はC,Java,アセンブラなど様々ですが、CGのソフト
開発にに用いられるスクリプト言語は独自のものが多くmayaはmel言語、softimageはPython言語、LightwaveはC言語寄りのLScriptというものを使っています。
CGプログラマーを目指すならば気になる3DCGソフトウェアがどんな言語を使っているのか調べて勉強してみるのがいいでしょう。
CGプログラマーって大変じゃない?なんか凄い頭使うので疲れそう・・・
頭を使うのが面白いのです。プログラミングっていうのは慣れたらパズル感覚です。
それにこの職業の魅力的なところは何といってもCG技術の進歩に貢献できるというところ。
プログラマの長年積み重ね続けている努力のおかげで私たちはの再現の幅が広がる訳です。
大作映像制作プロジェクトにおけるプログラマーの重要性
ハリウッドのような巨額な予算が組まれている映像制作では、わざわざ専任のプログラマーに求める映像を作るためのツールを開発させてから制作を始める、というのは普通のことです。
ソフトウェアの標準機能だけではどうしても味気ないものになってしまうのです。
自社だけのプラグインを作ったり、新たな機能を追加したりなど彼らがいて初めてソフトウェアの力が最大限に発揮されます。
Mayaが日本で一番使われているのはこうした拡張性の高さからです。
⇒プログラマー次第で最強のソフトとなるMayaの優位性
スクリプトからプログラムの記述でどんどんソフトウェアの能力を底上げすることができます。
なので優秀なプログラマーを抱え開発力のある企業はMayaを使うのです。
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