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D「ポストプロダクション」で3DCG作品の質を底上げしよう

今までのモデリングテクスチャリングライティングレンダリングと違ってこのポストプロダクションというのはあまり聞きなれない言葉かもしれません。

 

でもこれからポートフォリオを作っていこうとする学生の皆さんは知っておかねばなりません。

 

ポートフォリオは人事の目をいかに惹くかが採用不採用のおおきな分岐点です。

 

正直ポートフォリオの選考なんて最初はかなり、おおざっぱ。

 

届いたポートフォリオの束を一つ一つ手に取り、ささーっと見て右に置いたり左に置いたりしていきます。

 

何をしていると思いますか?

 

そうです。「没」「見込みあり」を右左に分けているんです。

 

恐ろしいですね(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル

 

ここで残った「見込みあり」を会議にかけて最終的な書類選考通過者を決定します。

 

ポートフォリオの数が膨大な場合一つ一つ隅から隅までみている時間はありません。

 

そのため最初はこうやっておおざっぱな印象でふるいにかけるんです。

 

逆にいえば、ぱっと見の印象が良ければここで振り落とされずに済む可能性が高くなります。

 

ポートフォリオの印象を良くするには

 

そこでポストプロダクションが重要になってきます。
ポストプロダクションというのはいわば、最後の仕上げ。

 

実はレンダリングして終わりではないんです。

 

例え最終レンダリングであっても得られるイメージがほぼ100%満足いく形になる、というのは、どんなに経験を積んだ熟練のプロでも難しいです。

 

レンダリングして出力される最終結果は、普通フォトショップやアフターエフェクトなどの編集ソフトを用いて、自分の満足いくイメージにより近づけるために最終調整します。

 

ポストプロダクションの具体例

 

被写界深度をフォトショップで模倣し演出する
明るさを強調する
全体にぼかしをいれる
色彩を変える

 

基本的に作品を綺麗に魅せる為にはなんでもOKです。

 

こういった作品の総仕上げのことをポストプロダクションっていうのです。

 

作品の完成を一番間近に実感できる非常に楽しい作業です。

 

ポストプロダクションに用いるツール

 

ポストプロダクションに使うツールとしては

 

フォトショップ

 

アフターエフェクト

 

がメインです。

 

下記動画はフォトショップを用いた3Dシーンのポストプロダクションのワークフローです。

 

まあこの動画の場合は実写写真の編集ですが、やることは変わりません。
物足りない部分に加工修正するだけです。

 

前へ:レンダリングを極めるには

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