3DCGをやる上で画力・デッサンが必要な理由
3DCGといえばひたすらツールを使ってモデルを作成していけばいいと思ってしまいますが、実はそれだけでは全然まったくもって不十分なんです。
ソフトが使えれば仕事はできるものだと思ってたけど
ところじゃそうじゃないんですねえ・・・。
ツール以前にプロのCGデザイナの世界では立体物を二次元平面状に表現する力「造形力」が求められます。
それはコンピュータのモニタであれ、用紙の上であれ同じです。
物の構造や外見を理解して正しく表現すると言うのはCGデザイナーには必須の能力なのです。
参考動画
デッサンを鍛えるにはどうすればいい?
腕の立つCGデザイナはすっごい絵心(デッサン力)があります。
それは日ごろから、物の構造をとらえ、平面上に表現するための訓練をしているからです。
このような習慣をつけると観察力が身につきます。
観察力が身につくとものの数秒前に見たものの特徴をしっかりと覚え、絵にすることができるようになります。つまりデッサン能力は鍛えられます。
こうした能力は納期に追われてスピードが求められるデザイナー職には必須です。
逆にこうした観察力が身についていなければ作成スピードも落ちてプロジェクト全体の遅れに繋がってしまいます。
多くのCG制作会社がポートフォリオとしてデッサンを必須項目に入れるのはこのためです。
観察力を身につける為にはひたすらデッサンの練習をすることが大切ですね。
とにかく暇があれば絵を描いてみる。
3DCGツールでモデリングの練習をする。
こういった地道な努力が造形力向上の一番の近道です。
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書籍名:デッサンの基本
価格:1,944円
内容:デッサンの入門書です。物体の形のとり方や観察の仕方について、作例を示しながら初心者にわかりやすく解説されています。
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