求められるのは「ツールを使える人」ではなく「造形力のある人」です
MAYAやMAXなどのツールを使いこなせれば簡単に3DCGデザイナーになれると思っている人が結構います。ですがそれは違います。
正直な話ツールを使えるかどうか、というのは新卒の学生にとっては2の次3の次なのです。なぜならツールの使い方なんてものは入社して2,3カ月もあればマスターできるから。
あくまでCG作成ツールは道具。鉛筆を使えるだけで絵描きのプロになれるわけでないのと一緒です。
もっと重要視されている要素ベスト3を紹介します。
1「造形力」
造形力というのは一朝一夕に身につけられるものではありません。
ものの形を忠実にCGで表現できるようになる必要があります。
そのための訓練としてはデッサンが効果的です。デッサンとは絵を描くことですね。特に人体のような有機物は、ちょっと参考資料を見ただけでは忠実に表現することができません。日々たくさん人体の絵を描いて構造を把握しておく努力が必要不可欠です。
2「コミュニケーション能力」
CGコンテンツの制作現場はひたすらコンピュータに向き合っているイメージが強いですが、人と人との連携が非常に重要になってきます。打ち合わせでもクライアントの希望を正確に理解し柔軟に対応しなければなりません。犬を作ってくれといわれて猫を作られたら困りますよね。(凄く極端な例です)また作ったものをクライアントやチームリーダーにわかりやすくプレゼンする能力も求められます。
3「精神力」
CGデザイナーは根気の職業です。納期が近づくと大抵の会社では残業があります。手当が出ないこともざらです。
最初のうちは生活は相当不規則なものになると思います。完成しても駄目だし、やり直しをくらうことなんて当たり前で酷い時は数十回のリテイクをくらうことも。
こういう時でも「このやろう・・・!(((( ;`д´)))ワナワナ・・・」ってなっちゃだめです。
こういったCGデザイナーの負の側面に耐えられる精神力が必要不可欠です。メンタル面の強さが履歴書や面接でアピールできると有効です。
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