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テクスチャマッピングの準備「UVマッピング」とは

UVマッピングについて説明します。

 

 

UVマッピングというのは、簡単にいうとテクスチャマッピングを行う前の準備です。

 

 

テクスチャマッピングはオブジェクトに画像を張りつけてリアルな質感を作り出す作業のことです。

 

 

テクスチャマッピングはCGで物体をより本物らしく見せるのに非常に有効な手段です。形状を変化させず本物の質感を再現できるので、計算による負荷を軽減できます。

 

しかしこのテクスチャマッピングには

 

「物体に対して、張りつける画像の対応点を決める」

 

という前準備が必要です。この前準備がUVマッピングと言われます。

 

わかりやすく画像の各点の住所を決めてあげることです。

 

その作業をしなければテクスチャはゆがんだり、引き延ばされたりと意図する質感を得ることができません。

 

そしてこの住所決めに利用するのが以下のようなチェック模様のテクスチャです。

 

テクスチャマッピングの準備「UVマッピング」とは

 

このチェックのテクスチャが綺麗に物体全体に正方形になるよう調整すると、このチェックを実際に張りつける画像に置き換えたとき、均等に画像が対応し、綺麗にマッピングすることができます。

 

テクスチャマッピングの準備「UVマッピング」とは

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