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影付け手法の代表格!「レイトレーシング法」の意味と適用例

レイトレーシング法について説明します。

 

レイトレーシング法というのは光線追跡法とも呼ばれ3DCGにおいては物体を光源で照らす際に行われる計算のことです。

 

現実世界において光源からでる光線は物体に衝突し、遮られます。

 

そして物体により遮られた場所は「影」になります。

 

このごく当たり前のことを計算してくれるのがレイトレーシング法なんです。

 

3DCGソフトにおいてはこのレイトレーシングの設定をいじる機会は多いです。

 

物体に遮られてできる

 

影の色
濃さ
影の輪郭
粒子度

 

など細かく設定していきます。

 

基本的に実写に近くしようとすればするほどレンダリング時の計算時間はかかると思いますが、リアルタイムレンダリングが必要な場合などは計算時間が極力かからないよう設定していきます。

 

基本的に計算に時間がかなりかかるラジオシティ法と違いかなり計算時間を抑えることもできるメリットがありますね。

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