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よりリアルな映像表現を可能とする被写界深度とは

今回は被写界深度についてです。

 

英語で depth of field といいます。

 

 

格好いい映像を作り出す上で忘れてはならない概念ですね。

 

 

なぜプロのカメラマンや映画監督が撮った写真や映像が格好良く見えるのか考えたことがあるでしょうか?

 

 

素人が撮ったものとどう違うのでしょうか?

 

その違いの大きな要因の一つとして被写界深度を意識しているか、していないか、という点があげられます。

 

被写界深度というのはいわば

 

被写体を綺麗に映し出す範囲

 

のことです。

 

ピントを合わす、といいますよね。そのピントをどこまで合わすか。

 

それが被写界深度です。

 

ことCGにおいてはこれを設定せずデフォルトのままレンダリングしたらすべてにピントがあっている状態になっています。

 

なので実際のカメラで撮影したような画像や映像が撮りたいのなら被写界深度を設定してあげねばなりません。

 

この概念を知っているか知っていないかだけでもかなり差をつけることが可能になります。

 

被写界深度の例

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